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編集者だよりeditor's news

船橋市 高根小学校で伝統の「田植え体験会」がありました。

高根小学校の児童が伝統の「田植え」を体験

高根小学校の児童が伝統の「田植え」を体験

高根小学校(船橋市高根町2895)で、5月17日伝統になっている米作り体験の「田植え」を 学校近くの田んぼ(約20m x 50m =1反)で実施しました。

今年、同校は創立138周年になり、豊かな自然に囲まれ、米作りをはじめにんじん、蕪など野菜作りが盛んに行われる環境にあります。
毎年地域の皆さんの指導の下で米作りの体験を行っており、この取り組みは今年で38年目を迎えます。

同校では「地域の特色を生かした教育活動」 を継続的に行っていて、米作りもその一つ。身近な自然環境の中で経験豊富な地域の皆さんと一緒に米作りを行うことで、地域との結びつきをさらに強くしています。

田植えは同校児童193名、地域農家の米作り指導者、教職員合わせて212名程が参加しました。作業は1年生と6年生が一緒になり、2年生と4年生、3年生と5年生と3つのグループになって体験しました。
1年生は見学、6年生は手植えと機械植えを体験、その他のグループは手植えを体験しました。

機械植えを体験した6年生の吉沢君は、「初めて体験したが面白かった。
機械でまっすぐに植えるのが難しかった」と話してくれました。

手植えを指導した横尾さんは、「大変だけど児童の成長が楽しい。
1年に一回の経験だけど児童は確実に成長して上手になっている」

機械植えを指導した藤城さんは、「自分もこの田植えを体験して育った。
多分学校の創立100周年記念のイベントで田植えを始めたと思う。
継続は大変だがいい経験なので皆の協力で続けたい。
自分の子どもも参加しているのでいい経験をさせたい」と話してくれました。

サポートで参加しているPTA会長の保竹(やすたけ)さんは、「子どもはどろんこになりながら大喜び。ハイソックスや裸足で田んぼに入ったが、洗濯のお母さんは大変ですよ。でも子どもたちが生き生きと活動しているのはうれしい。
地域の皆さんがサポートしてくれていい教育になっていることを感じる」と話してくれました。

田植えの体験の後、田んぼの横に掘られた用水路に水を流して、児童たちは汚れた手足を洗い流してさっぱりとしました。この水はそのまま田んぼの水張の一部になります。ここでも水を大切に使う古くからの知恵を学びました。

子どもたちの間に入って一番精力的に動いていた教頭の室正太郎さんに聞きました。
「恵まれた環境とサポーターのおかげで、米作りの一貫した体験を出来る。
校内で苗床を作って、5年生を中心にして種まきをし、水やりを続けて、草取して苗を育てる。田植えをして、水張、草取りを繰り返して9月には稲刈りをする。
10月には収穫祭を行い「お米」に関する学習内容を発表します。秋以降は収穫したお米を数回給食で食べる。今まで、もち米を作っていたが、今年はうるち米にした。
稲わらで正月飾りを作るなど全部を使い切る。
又近くの神明神社の舞を習うことも総合学習として取り組んでいる。
郷土愛、高根の地域愛に恵まれて、いい教育活動が出来ているが、農家さんの減少によって指導者がいなくなってしまうことが心配だ」と話していました。

  • 開始挨拶 室さん

  • 学校で育てた苗を

  • 畑の水位調整します

  • 指導の藤城さん

  • 手植え指導の横尾さん

  • 手植えは端から

  • 定規を使って整然と

  • オタマジャクシも

  • 貴重な経験です

  • 手慣れた技の6年生

  • 田植え前の全体説明

  • 高根小学校校舎

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