3月30日

 

飯山満町 西口晶代

 

2005年の暮れも押し迫った12月21日、船橋駅前のきららホールにおいて「金基英さんの韓国民話を聴く会」が韓国語を学ぶ会の主催で開催された。

 

過去何回か金さんの語りを聞き、いつもながら美人で聡明な彼女だと思ってはいたが、この日の金さんの語りは益々磨きが掛かり素晴らしく、宮廷の衣装を身にまとった容姿の美しさは、更に聴くもの全ての興を増していた。

スポットライトに照らされて、ステージの中央に現れた金さんの美しさに先ず、会場よりどよめきが起こった。

日本語の昔、昔の意 「イェンナル、 イェンナル」で始まる口調は、私も幼い頃 祖母や母から耳にしたものと同じ抑揚の、ゆったりと、そして何とも懐かしい響きのものであった。

この日は、韓国民話「蚊の由来」「青蛙」「トケビの話」の3話を聴いたのだが、金さんの体と心での表現によるその語り口調は、聞くもの全てが聞き惚れ、感動を覚えたに違いないと感じた。

そして儒教の国韓国の教えがこれら民話のそこかしこに込められ、日本の昔話にも同じような教えがある事を実感し、このような事からも日本の文化がどこから入ってきたのかも再認識できた。

 

国際交流関係にも携わる若き金さんの今後の活躍を大いに期待し、頑張りに対して応援をしたい!と、興奮のまま会場を後にしたのだった。

そして尚、私の独りよがりの感想のみで終わるには余りにも残念に思い、今回そこに居合わせた何人かに「一言感想」と銘打ち、どのように感じたかを聞いてみる事を試みた。

 

案の定、「想いは同じ・・・」の結果だったようだが、ここにそれらコメントを紹介したい。

 

記号 金さんの身振り手振りで、話の情景が頭に浮かぶような語り口、すばらしい話術に酔いしれ、聞くことに没頭しました。
日本でも韓国でも、昔より人間の生き方について教訓的に教えているものであり、私利私欲を出さず、人にはやさしく、華美にせず、親兄弟を敬い、性善説で人に対することに大切さを改めて学びました。 (K.Y.)
 
記号 韓国の民族衣装をまとい読み聞かせする金さんの韓国の民話に思わず聞きほれました。今後日韓の民話交流会を持つのも良いですね! (久美子)
 
記号 金さんの衣装に目を奪われ、語りの口調に聞き惚れてしまいました。「嫁と姑」の話は、なかなか示唆に富むお話しで、会場の人達も身に覚えがあるのか、笑い声も聞こえて来ました。
金さんの国際交流に対する(特に日・韓の文化の橋渡しをしようという)思い入れの深さにも感動しました。
これからもいろいろな場で活躍していただきたいと思います。(T.I.)
 
記号 韓国の宮廷衣装と髪型を間近にみる事が出来、大満足です。
感動のあまり、カメラを向けました。
金さんの美しさにも圧倒されました。
勿論、韓国の民話も素晴らしかったです。 (Y.O.)
 
記号 一度聞いてみたいと、気軽に出かけたのですがすっかり魅了されました。
表現力が豊かで、ぐいぐいと作品の中に引き込まれてしまいました。
数十年前の幼き日に戻って、胸を弾ませた部分が80パーセント。あとの20パーセントは・・・・民話は大人になっても楽しめるものだと実感したことです。 (E.K.)

註記:紙面の制約で印刷版には掲載できなかった、当初の西口さんの原稿全文を掲載しました。