安藤周子さん

昨年9月10日の渡米から8ヶ月が過ぎ、6月10日のFinal(期末テスト)終了まで残り1ヶ月を迎えました。 秋、冬、春学期と3学期を通してTheater Artsのクラスを中心に受講しています。クラス内での10分ほどのドラマ・プレゼンテーションや大学内の劇場で秋学期は“A Christmas Carol”、冬・春学期は“The Ice Wolf”のプロダクションに参加しました。

カリフォルニア州立大学イーストベイ校留学生推薦制度
最後列中央顔が少し隠れてしまったのが私

大学在籍時や卒業後も趣味で続けていた日本での英語劇つくりと比較しながら、ドラマつくりに携われたのは面白い経験になりました。互いにキャスト同士が意見を交わしあい、相互作用で場面を作っていくという方法でのリハーサルではなく、「それぞれの役は個人で責任をもってつくりあげる」という暗黙の了解のもと、リハーサルを進めるという方法は、今まで経験した舞台づくりとは全く違うものでした。

私はプロダクションによってひとつの舞台をつくる過程は様々だと思うので、一概にこれがすぐ日米の違いとは思いませんが、例えば「遅刻することに対する感覚」や「上下関係の概念」などの場面では文化の違いを感じました。

日本で私が参加していた舞台のつくり方はいわゆる「体育会系」の上下関係や規律が基盤になっていたなと、アメリカのプロダクションに参加する中で実感しました。

時と場合によっては日本型の縦社会の規律を少し加えると効率よくリハーサルが進められるのにと思うこともしばしばありました。しかし互いの学ぶべき点を感じられたことは良い勉強になったと思います。

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発音やコミュニケーションでハンディキャップがあるにも関わらず、リハーサルを重ねていく中、ディレクターから重要な台詞をもらい、theater専攻のクラスメイトから発音チェックのために台本読みを手伝ってもらったりしながら公演をやり終えることができたことは私の貴重な経験です。

また、Refugee Women(「亡命者・女性」)という女性学と民族学の視点を備えている点に興味を持ち受講したクラスでは、大変熱意のある教授と出会えました。教授は二度もの紛争体験からと思いますが、ご自分の出身国については学期中決して明かすことはありませんでした。自らの痛みを秘めながら情熱をもって教鞭をとられている教授の授業は貴重な機会だったと思います。

最後に、船橋市とHayward市の姉妹都市提携派遣生として、アメリカ人3人のルームメイトと寮生活をしながら、演劇やその他の授業をとおした9ヶ月の滞在を満喫できたことに深く感謝の気持ちを感じています。
 

 

伊藤桂子さん

アメリカに来てから早くも8ヶ月以上が経過し、残すところも帰国まであと1ヶ月となった。ここPioneer Heightsは留学生用の寮ではないのにも関らず、私の部屋はルームメイトがアメリカ人・メキシコ人・ドバイ人と国際色豊かでお互いの文化を尊重し合えるよい仲だった。これはただの留学では体験できない貴重なことだったと思う。

私は英語学科専攻言語学ゼミではSociolinguisticsを勉強している。でもまさかアメリカで英語を教えるなんて思ってもいなかった。

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左から2番目Crisの誕生日Surprised party!! 私(左端)が企画

 

アメリカ人のルームメイトの文法や言語学の授業の宿題を手伝ってあげたり、言語学のクラスでは言語学を教えてあげたりする機会があった。言語学の授業では先生に「ケイコは言語学のプロだね。」といわれ、少しずつ英語がわかるようになってきたところに自分の学んできた言語学などが認められたことは何よりも嬉しかったし、自信へとつながった。

また今の私にかかせないのが実はダンスだ。あるプロジェクトのダンサーに選ばれ秋学期から練習をしているのだが、4月にはACDFという全米ダンスメジャーの大学生たちによる大会に参加させてもらえた。

ACDFに参加できてよかったことは、ハイレベルなダンスを見学することができたこと、イーストベイ校以外の大学を体験することができたこと。そして何より、仲間のダンサーたちととても親密になれ、絆が深まったこと。

またDance Touringというクラスで私の作ったダンスを含めいくつかのダンスを小学校や高校で発表している。最終段階はサンフランシスコの街で踊ることとなるので、それもとても楽しみにしている。

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右端が筆者

いいことも苦い経験も、普通の8ヶ月の生活では体験できないような濃い充実した留学生活を私は送っている。よいこともつらいこともすべて私の経験となり、私を成長させてくれている。

すべてのことがうまくいくことなんてなく、大切なのは立ち止まったときに自分が何を学べるか、そこから何を吸収できるかだと思う。そして私を支えてくれている人たちに感謝を忘れずにいたい。

 

Haywardでお世話になっている姉妹都市委員のみなさん、船橋市国際交流協会のみなさん、本当にありがとうございます。そしてなにより笑顔で送り出し、ずっと見守ってくれている私の家族に感謝して…

05.22.2005