田喜野井 奥田 アニタ


何度か外国人相談窓口を訪れたアニタさん。流暢な英語を話す彼女は、我々にあまり馴染みのないハンガリー出身。そのアニタさんにインタービューしました。

国籍はハンガリー、正式な名前は、Okuda ne rada Anitaさん。

3年前に仕事を見付けようと思い来日しました。しかし、そう簡単に仕事が見つかるものでもなく、おまけに日本語の出来ない彼女、何となく寂しい思いで居た時、偶然英語の達者な好青年に新宿で出会い、親切に色々案内してもらったのが、自衛隊勤務の今のご主人守さんです。ほどなく結婚し、今は坊やの零君との3人暮らしをされています。以下アニタさんのお話です。

北海道とほぼ同じ大きさのハンガリーは人口1,031万人、しかし約200万人の人が外国に住んでいます。

音楽に溢れるハンガリーで人々の誇りは勿論リストやバルトークですが、首都ブタペストの美しさもその誇りの一つです。そのブタペストは他のヨーロッパの首都と少し違い、町の中に沢山の温泉があるのです。折角のその温泉もハンガリー人はほとんど利用せず、もっぱらドイツやオーストリアからの旅行者に喜ばれています。

私はオーストリアとの国境に近い Celldomolk と言う町で生まれました。町は多くの森に囲まれ、小さなころお父さんとよく遊びに行ったものです。森は季節ごといろいろな顔をもっていました。季節ごとに採れる茸も違うし、摘める草花もちがいます。だから森に行く度に違った楽しみがありました。

スロバキアとの国境近くに大きな長い洞窟が有ります。入り口はハンガリーで出口はスロバキアです。洞窟の中に広い場所があり、時々そこでコンサートがありました。何せ回りは水を含んだ岩ばかり、独特の音響効果でえも言われぬ美しい音を奏でるコンサートでした。 

今、私の一番の悩みは友達が少ない事です。独特な言葉であるハンガリー語を話すハンガリー人は知る限りあまり多くありません。だから日本人とお友達になりたいのですが、日本人は皆、外国人を怖がり、中々打ち解けてくれません。正しい英語がしゃべれなくても、英語が間違っていても、こちらは一向に構わないのに、何か恥ずかしがったり、怖がったりして、しゃべる事だけでなく英語を勉強することも止めてしまいます。もっと気楽に付き合ってください。

大きな連絡や通知は何となく伝わってきますが、文化や習慣の違いからくる小さな疑問やすれ違いはお友達などに聞かないと解らないものです。それを聞く事が出来ずいらいらが少しずつたまります。

これを解消するために行動範囲を広げようと運転免許を取るべく勉強を始めました。これで問題が解決できれば嬉しいです。

広報委員 小山