市役所11階に喫茶室があるのをご存知ですか。 ここでいつも笑顔を絶やさずに、 かいがいしく働いていらっしゃる女性、 小林メラニーさんを紹介します。

メラニーさんの出身は、 フィリピンのマニラ。 地元では、 有名な民族舞踊バラエティーダンスのスターとして活躍していました。 その後、 来日して、 日本の各地で公演をしました。 そして、 8年前の山口市での公演のとき、 一人の男性と巡り会い、 恋に落ちて、 結婚。 現在は、 7歳と2歳になる2人の子供のお母さんです。

結婚した当時から、 日本語をマスターしようと懸命に勉強を始め、 今でも女性センターの週1回、 月曜日にある日本語サロンで、 日本語、 特に漢字の勉強に余念がありません。

 「日本は大変便利で住みやすい国です。 日本人はみんな私に優しく、 そして礼儀正しい人たちがとても多いから、 とても好き」 という彼女ですが、 「できれば、 日本に永住したい」 という気持ちは、 「自宅で作る料理は、 すべて和食です」 ということばにも表れています。 メラニーさんはすでに流暢な日本語を話し、 テレビのバラエティー番組やドラマを楽しむほどの日本語能力がありますが、 さらに向上しようと努力するのには、 3つの大きな夢があるからです。

まずは、 「まわりの人たちと同じように、 もっといい仕事に就きたい」 という夢。 次に、 「日本語の理解をもっと深めて、 大好きな日本文化、 特に美しい着物文化について、 もっと理解したい」 という夢。

3つ目は、 「英語ではなく、 日本語の手話を勉強し、 聴覚の不自由な人たちのために手話通訳をやりたい」 という、 とてもすばらしい夢です。

決して余裕があるとはいえない生活、 しかも2人の子どもの世話に追われる日々の中、 これからのボランティア活動を夢見るという心根の優しさ、 美しさには頭の下がる思いがします。

 「日本人はみんな、 私に親切です」 と語ってくれたメラニーさんですが、 これは彼女自身が持っている優しさや誠実さのなせる業ではないでしょうか。 「これからも日本での夢にむかって、 がんばって下さい」 とエールを送りたいと思います。

広報委員 小山