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ブエノスアイレス レポート(3)

塩田悦三郎

 

ブエノスアイレスレポート 目次

1.

広くて大きい国アルゼンチン

2.

神々しい「イグアスの滝」

3.

フットボル

4.

タンゴ

5.

スペイン語余話

6.

結婚式

7.

ヴィバ!ポルテーニョ!

8. 「サルタ・ラ・リンダ」

今年はワールドカップが行われたので日本のみなさんもブラジルやアルゼンチンなど南米各国の活躍が印象に残っているものと思います。


ワールドカップグループリーグ観戦光景(6月21日)
化粧品メーカーの社員食堂は、特大スクリーンが据え付けられてテレビ観戦ホールに早替り。
社長以下全員で「アルゼンチン対ドイツ」を観戦。
この日、ブエノスアイレス市内は廃墟と化していた。

当地に来て間もなく“FIFAワールドカップドイツ大会”が始まったのでアルゼンチンの人達が大騒ぎしているのは全くそのせいだと思っていました。ところがどうでしょう。

アルゼンチンは準々決勝で敗退してしまったのに、フットボル熱は醒めるどころか上がる一方です。

アルゼンチンのフットボル熱は想像をはるかに超えるものでした。

ワールドカップが終わってからまもなく2006年国内リーグ戦の後半がはじまりました。ワールドカップの時以上に国民はフットボル、フットボルと騒いでいます。

次のようなことを知っていればアルゼンチン人と親しくなれること請け合います。
 

記号

「スーペル・クラシコ

“スーペル・クラシコ”とはあのマラドーナがいた“ボカ”対“リーベル”の試合だけを言います。この試合は、春と秋にそれぞれ1回、年2回しか行われません。

この試合の前後は、国中が“ボカ”と“リーベル”に二分して興奮のるつぼと化します。外国からもこの試合の観戦ツアーでやって来るほどの人気です。


リーベルスタジアム入場門付近(108日)
“スーペル・クラシコ”開催当日。試合開始
2時間前。
入場者はまばらなのは大半が既に入場しているから。
近づくにつれてスタジアム内の歓声が聞こえはじめた。
騎馬警官(右下)を含め、スタジアムの内外・近隣道路の警備はものものしい。

それを私は見る機会に恵まれました。勤務先の社長のご子息に招待していただいたのです。指定席券(日本円に換算して約32百円)は2ヶ月前位から売り出して1ヶ月前には売り切れ、あとはダフ屋がどんどん値を吊り上げて当日に近づくと額面の10倍位になります。

2006108日、“スーペル・クラシコ”その試合はリーベルの本拠地で行われました。試合開始2時間前には会場は満員。2軍の試合が行われていました。


リーベル応援団(108日)
試合の最中は、全員総立ちで応援。
左上の超大型ディスプレイも活躍。
この日は、リーベルが「3−1」でボカに勝ったので、応援団は試合終了後も遅くまで勝利を謳歌していた。

応援合戦は既に始まっていました。横長の超大バンデナ、縦になびく長い旗々、指定席なのに座っている人は一人もいません。立ったまま「両足ジャンプ」をやっています。我が次期社長も子供のようになって大声をあげて「両足ジャンプ」をやっていました(翌日は声をからしていました)。

彼から事前にいろいろな注意がありました。「高級品は持って行くな、身につけるな」、「皮ベルトはするな」、「電池式ラジオ(電池は武器になる)は持って行くな」等々。

試合当日入場の際は,厳しい手荷物のチェックがありました。大丈夫と思って持ち込もうとしたペットボトルは見事没収。武器に為り得ると言う考えでしょう。今回の試合では投石シーンはありませんでしたが、他の試合では時々あります。
 

記号

手荷物検査官との対応

搭乗の際、手荷物検査がありますが、当地では国内線に乗る時に検査官が「どちら?」と聞く事がある。最近、私も聞かれて、すかさず「リ−ベル」と答えると、その検査官は、両手を広げて「とうせんぼ」をするではありませんか。

「リ−ベル」は乗せないというのです。彼は「ボカ」のファンだったのです。もちろん冗談だったのですが。「ボカ」であろうと、「リ−ベル」であろうと当地ではフットボルファンなら全て「アミーゴ(ともだち)」なのです。彼はすぐ笑顔で「どうぞ」と言って通してくれました。そばにいた別の検査官が私に小声で、「私も、リーベルです。」と言っていました。

これと似たことがホテルのチェックインの際もありました。「とうせんぼ」はなかったものの、「お客様とはお話しません。」ですって。
 

記号

華麗なるシュートショウ

フットボルのファンであれば亜人と親しくなれるのは事実です。さらに親しくなるのには、月曜日のTV番組を見ることです。

日曜日に行われたシュートのシーンだけを集めたTV番組があるのです。これを見てどこのチーム誰のシュートが良かったと言えるようになれば最高です。きれいなシュートのシーンはひいきのチームのであっても、ライバルチームのであっても本当にいいですね。
 

記号

チョリパン


チョリパン
リーベルスタジアム名物「チョリパン」。
チョリソとパンだから珍しくないが、ここの「チョリパン」は薬味が特別で一味も二味も違う。
おいしい。

スタジアムに入る際、小腹の足しに「チョリパン」はいかがでしょうか。チョリソをパンに挟んで食べるのですが、薬味が独特で大変おいしいです。ここまでアルゼンチンのフットボルと親しくなればみなさんが亜人に大歓迎されること間違いありません。

最後に一言ご報告いたします。現在「ボカ」はAグループ1位、「リーベル」は同グループ3位です。全国に5グループあって1グループ20チームですから100チーム中の1位、3位ということになります。

がんばれ!リーベル!