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塩田悦三郎

  1. へそ出しルック

サンチャゴの名物の一つに、「へそ出しルック」があります。冬の到来と共にその数は減ってきましたが、老いも若きも女性がお腹を見せて歩いているのです。日本でも「へそ出しルック」はあるようですが、サンチャゴのそれは数・年齢・スタイルの点で日本とは比較になりません。若い人はもちろん若くなくても、太っていても、妊娠していてもまったく平気でおへそ見せて歩いています。ファッションとはいえ首を傾げざるを得ません。 


おへそこそ見えませんが、東京なら日比谷公園のようなところですのでご想像の程よろしく。

もちろん若くてお腹の出ていない女性ならば美しいと感じるのですが、小錦の女性版のようなお腹を見せられては目の遣りようがありません。専門語は存じませんが、太りすぎて皮膚に縦じまが走っているようなお腹でも平気で出しています。 

小さい女の子の「へそ出しルック」はとってもかわいく感じます。でも私が小さい頃は寝冷えするからといって必ず腹巻をさせられていたものです。どうやらこちらでは「お腹を冷やすこと」=「体に悪い」という公式は成り立たないようです。この「へそ出しルック」ついてチリ人の女性に尋ねたことがあります。中南米のどこかの国の真似をしたものでここ5年位の傾向とのことでした。 

サンチャゴには、太っている人がたいへん多いです。女性だけではありません。男性もです。これは1日3.5食の食習慣がまだ残っている事や甘いものを沢山食べているからに違いありません。歩きながらでも、バスの中でも、電車の中でもアイスクリームを食べている人をよく見掛けます。背広を着ているビジネスマンがアイスクリームを食べながらオフィス街を歩いている光景は珍しくありません。ランチの定食は、コーラやファンタのように甘いものがセットになっているのが大半です。水を飲んでいる人は極めて稀です。 

ここまでお読みになると、チリには太っている人しかいないような印象を与えてしまったかもしれません。チリ人の名誉のために申し上げておきます。チリは、中南米の「3C」の一つだということを。「3C」とは、コスタリカ、コロンビアとチリです。この「3C」は中南米で美人の多い国とのことです。私は残念ながらチリ以外の中南米の国を存じませんので真偽の程は定かでありません。確かに目を見張るような美人に出会うことが何度かございました。読者の皆さんがチリにいらっしゃって直接確かめていただくといいのですが。

  1. 路上の軽業師

サンチャゴには日本では見ることのできないものが沢山あります。その一つは「路上の軽業師」です。大道芸人は日本でも見ることがありますが、「路上の軽業師」は、歩道でなくて車道で芸を披露します。赤信号で停車した数台の車の前で宙返りやいくつものバトンを巧みに操るのです。たった30秒か40秒の間にそういう演技をやり、停車していた車の運転手から何がしかのお金を頂くのです。ドライバーはあげてもあげなくてもいいのですが、大半はあげています。大体100ペソか200ペソで、日本円に換算すると20円か40円というところでしょうか。彼らはほとんど中学生か高校生位の男の子です。


軽業師になる前のテニスボールでの演技

赤信号で停車した車に対しては様々なパーフォマンスがあります。窓ガラスの清掃もその一つです。前の窓ガラスはもちろん後ろの窓ガラスも短時間にきれいにしてくれます。もし必要がなければ手を振って断ればいいのです。その他、お菓子・果物・野菜などの販売もあります。こちらは「路上の軽業師」とは違って年齢も高く、男性ばかりでなく女性も販売をしています。母の日にはカーネーションを販売するというようにドラバーの心理を巧みに捉えた商売です。

青信号で車が流れている時の彼等の待機場所は歩道ばかりでなく、車道の真ん中で待機している場合もあります。中央分離帯があればいいのですが、ない場合は危険きわまりありません。

たった30秒から40秒の間に演技して、何台もの車から集金するこれはまさに「路上の軽業師」ではありませんか。ドライバーからみたら赤信号で停車すると100ペソか200ペソを払うことになるので、ドライバーはダッシュボードにかなりの小銭を用意していなければなりません。

場面は違いますが、スーパーのレジで精算している間に買った品物をポリ袋に詰めてくれる若い子達がいます。その子達へはやはり100ペソか200ペソをあげます。私自身最初はあげることに抵抗があったのですが、こちらの人が普通にやっているので最近はあげるようになりました。もちろんあげなくても問題はありません。

日本では考えられないことですが、スーパーで精算の時、レジの女性が「端数(1ペソ〜9ペソ)は寄付しますか」と聞くことです。どこに寄付するのかわかりませんが「ハイ」と答えるようにしています。ちゃんと貧しい人に渡してくれればいいのですが。

今回は日本ではあまり見られないことを書きました。次回は‥‥‥。

Webマスタの友人で、チリに渡り日本語を教えている塩田悦三郎さんという人が居る。彼は、あるメールマガジンにサンチャゴレポートという記事を投稿している。そのメールマガジン「609studio( http://www.609studio.com/home.html )」とご本人の了解を戴き転載させて頂いているものです。