遠藤興輝

いま、船橋市の小学校に英語学習の時間があるのををご存じだろうか。

通常科目以外に総合学習の時間を設けるという文部省指導の下、各自治体の教育委員会の判断で、環境学習や、国際理解、ITなどの学習時間を設定しているそうである。船橋市の場合、国際理解という視点から検討され、中学・高校で行われていたALT(語学補助教師)を活用できないかと言うことから、英語学習が その一つに選ばれたとのことである。

市立市場小学校を訪れ、英語学習風景を見学させて頂いた。市場小学校では、高学年(5・6年)生は毎週1回20分、その他の学年では隔週1回20分の英語学習時間が設定されている。先生は、ALTの Michelle Ratyさん。カナダはバンクーバーのご出身とのこと。日本滞在も、5年になるとのことで日本語も可成り堪能とお見受けした。

先ず5年生の授業を見学。音楽に合わせ、身体の部分を触りながら、名称を英語で唄っていくゲーム感覚・ダンス感覚の英語発声練習。

Head, shoulders, knees and toes. Eyes, ears, mouth and nose.


表情豊かに指導するミシェル先生


ゲーム感覚ダンス感覚の発音練習

この後、動物の絵12種が描かれたプリントが生徒に配られ、それぞれの名称を当てさせ、その発音練習の後、黒板に10種の動物の英語での鳴き声を書き、その鳴き声をミシェルさんが口で真似て、生徒に動物を当てさせる試験。

Woof woof neighbaa baaoink oinkribbit ribbit

等、比較的よく知られている Meow,  Cock-A-Doodle-Doo に加え紹介されていた(皆さんお分かりですか)。随分大勢の百点が出ていて、子供の感覚の鋭さに改めて感心。

授業後の休憩時間でのミシェルさんの話:

記号

英語は国際語ゆえ、こうして早くから英語に接することは意義があるが、低学年の隔週で1回20分の授業では、十分とは言えない。しかし、これはスタートであり、英語に接しないよりは遙かに良い。

記号

小学校の英語授業については、指導要領も、教材も何もない。全て自分の創作で、やり甲斐を感ずる。しかし、当然、先生によって異なるし、学校毎にも統一性は持 ちにくいのではないか。

記号

恥ずかしがり(shy)の生徒が、殊に高学年の5年生6年生にいる。しかし、これは年齢的なもので、他の国と変わるわけではない。

記号

他にも3つの小学校で教えている

とのこと。

続いて、2年生の授業を見学。矢張り、音楽に合わせ、身体の部位を指しながらの英語発音練習を、5年生の時に比べずっとゆっくりやったあと、How many?と問い、数を答える練習。

わずか20分では、確かにやれることはそう多くない。

ミシェル先生と生徒達


"How Many.....?"

しかし子供達は結構楽しそうにミシェルさんの英語を聞き、理解し、反応していた。 

残念なのは、生徒達から、直接、英語学習についての感想を聞きそびれたことである。