高山みさを

   
鼓浪嶼で(左から二人目:筆者)

1930年生まれの私がなぜ中国語を習ったか?それはただ、中国語が漢字だからです。

中国語を習い始めて一年余り過ぎました。ある日友人がいいました。「あなた、中国に行かない?」。私は「行きません」といいました。私は外国旅行にはただの一回もいったことはありませんでした。当時は外国旅行というとハワイで、私はハワイにさえ行っていません。それだから中国へはもちろん行ったことはなく、それに中国は近くて遠い国でした。

一週間が過ぎ、友人がまた来て誘います。「あなたは中国語を習っているのでしょう?この機会に中国語を試してみたらどうですか?」。私は夫と一緒に中国へ行くことにしました。北京石家荘天津の旅です。今から145年前のこと、当時は中国旅行といえば香港経由で桂林へ行くコースが殆どで、今のように便利ではありませんでした。

初めて見る中国は何を見ても物珍しく、同時にとても懐かしく感じました。それは私が農村で生まれ育ったからです。

北京から石家荘の列車の旅は特別にすばらしいことでした。広い広い河北平野は丁度今秋の収穫期でトウモロコシの取り入れの最盛期でした。何人かのグループでのんびりと働いておりました。それに人々もとても親切でした。私は完全に中国ファンになりました。今はもう中国は遠い国ではありません。

今年の秋、また青島、済南と泰山に行きます。今から楽しみにしています。


三峡下り 早朝の船上 長江の流れは茶色